モデル園の近況

2018.10.03 Wednesday

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    グリーンファーム宝塚西谷市民農園ホームページ


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    こんばんは。スタッフ2号です。


    (キンモクセイ満開)

    どんよりとした週末が続きます。
    どうやら今週末3連休も天気が悪いようです。また台風が来るかもしれないとか。

    稲刈りができません。
    草刈りができません。
    消毒ができません。
    追肥ができません。
    秋祭りができませ・・・いや、祭りは台風でも強行しそうです・・・。
    なんともどんよりとした気分です。


    では、とあるどんよりとした日のモデル園の近況です。



    夏野菜が終わり、モデル園も冬野菜仕様になりました。

    【太ねぎ】【キャベツ】【玉ねぎ】あたりの無難どころを栽培する予定です。

    【太ねぎ】
    昨年は下佐曽利組合でも栽培している宝塚市特産品「西谷太ねぎ」を育てましたが、今年は苗がモデル園まで回ってきませんでした。
    そんなところに知人から三田市特産品「極ぶとくん」の苗を分けてもらったので育ててみます。西谷太ねぎより上手に育たないように気をつけます。
    (※地域ブランドの農作物は専用の肥料を使い、栽培方法も指定されています。モデル園は一般的な肥料を使いますので、ただの太ねぎとして育てます)


    盆明け頃に定植してから一月ほど経った状態です。土作りは普通の石灰と化成肥料です。



    太ねぎは土寄せを頻回に行いますので、下佐曽利組合では畝を立ててから谷部分(歩く部分)に一列で植えます。
    水がたまりやすい部分です。なので排水路をしっかり作っておきます。

    ネギは水が多すぎると首部分から腐りはじめます。
    葉が黄色くなりはじめたら既に手遅れです。首を触って柔らかいようであれば水分過多のサインなので、早急に排水対策をとります。
    (農園は水はけが良いので大丈夫です)


    とにかく太ねぎは土寄せが大切です。最低でも月に一回。
    ネギの白い部分が土から出てしまうと成長が止まります。

    モデル園は土寄せが遅れ、成長も遅れている状態です。



    土寄せは、できれば土が乾いた状態で行いたい作業です。
    が、作業が遅れているのと台風前日だったこともあり、べちゃべちゃの土で強行しました。台風で倒れたり折れたりすると曲がった太ねぎになってしまいますので。

    ちなみに、べちゃべちゃの土を触ってしまうと、土が塊状に固まってしまい、次回の土寄せがやりにくくなります。
    土寄せはもちろん、耕うんや畝立ても土が乾いた晴れた日に行うのが基本です。


    追肥もお忘れなく。


    成長点まで被せると成長が止まって腐ってしまうので注意します。
    なるべくギリギリまで被せます。



    ネギもときたま青虫などに食われますが、基本的に虫対策は要りません。
    病気の消毒も今のところは要らなさそうですが、雨が多いので傷んだり折れた葉は清潔なハサミで落としておきます。





    【キャベツ】
    こちらも盆明け頃に定植したものです。土作りも普通の石灰と化成肥料です。



    四季どりのオーソドックスな品種です。
    特別大きくなる品種でもないので、株間40cm弱くらいでジグザグ植えにしています。
    キャベツは成長して株同士が接するくらいが良いと言われます。なので皆さんよりやや狭めの株間かもしれません。ジグザグ植えなのも、なるべく株同士が接するためにしています。


    利用者さんから、モデル園のキャベツは何故虫除けネットを被せないのか?と質問がありましたが、ガッツリ殺虫剤を使っているからです。
    本来ならネットや有機殺虫剤で防除してこそのモデル園かと思いますが、安直に農薬を頼っております。申し訳ありません。
    (農薬は安全に使用していることをお約束します)



    殺虫剤は「灌注(かんちゅう)処理」という方法で施しています。

    苗を買ってきてから植えるまでの間に自宅で水やりをすると思いますが、畑に植える前日にでも、ジョウロの水に殺虫剤も混ぜて、普段の水やりと同じように苗(セルトレイや苗ポット)に撒きます。これを灌注処理と言います。
    下佐曽利組合では野菜の苗を数千本単位で植えます。苗を畑に植えてから殺虫剤を撒くと大変手間がかかります。
    まぁ、畑で散布する手間を一回分だけ省力化する方法です。

    灌注処理は農薬を根っこから吸収させる方法でもあります。なのであまり好まれない方法かもしれません。
    ですが安価な野菜を安定して供給するために有効な方法である、とご理解いただけますと幸いです。


    灌注処理した殺虫剤は1ヶ月ほど効果が続きます。

    ぼちぼち効果が切れる頃なので、また晴れた週末にでも殺虫剤を散布します。




    雑草についてですが、モデル園のキャベツは生やしっぱなしです。
    雨が多い時期の雑草は、よほど小まめに抜かない限り殲滅させるのは難しいです。
    モデル園はキャベツより背が高い雑草だけを抜いて、あとはほったらかしです。
    雑草はキャベツの泥はねも軽減してくれますので、マルチや敷きワラを施していないモデル園では有益と考えます。



    今はまだ肥料分を大量に必要とする時期ではありませんので、これで十分です。多少雑草に栄養を取られても良しとします。
    ただし、キャベツより背が高い雑草まで残しておくと負けてしまうので注意です。
    キャベツの葉が雑草より上に出るようにします。

    ただしただし、これは殺虫剤を使った場合の話です。当然、雑草が多いと虫が増えるリスクがあります。
    無農薬低農薬で虫除けネットを使う場合は、小まめに雑草を抜いてください。

    今後は、葉が巻きはじめる頃(追肥のタイミング)に綺麗に抜いてやるつもりです。その頃になれば稲刈りのワラも手に入りやすくなるので、敷きワラも施してやります。


    【庄屋なすび】
    前回、庄屋なすびの写真を載せ忘れておりました。

    今年の酷暑では収穫は期待できないと考え、夏期の追肥は控えていました。
    初めて追肥したのが8月末頃です。なのでちょうど今が秋ナスとして収穫ピークです。



    40僂らいの長さが収穫適期だそうですが、収穫が少し遅れると柔らかくなりすぎたり、早すぎると水分が少なかったり、週一回程度の管理ではなかなかタイミングが難しいです。
    やはり無難に千両なすびが簡単で美味しいですね。

    コメント
    「灌注処理」という防除方法は、浅学にして初めて知りました。どんな薬剤を使うのですか?
    • by 嶋田俊郎
    • 2018/10/04 6:02 PM
    嶋田様

    有名どころでは「プレバソン」という乳剤(液体)の殺虫剤があります。
    劇物毒物に属さない普通物の農薬ですので、ホームセンター等でも購入できます。(ただしわりとお高いです)

    組合では主に冬の葉野菜に灌注処理で使用します。防除対象はヨトウムシがメインです。
    夏野菜にも使用できますが、この場合は噴霧機で散布するのが一般的です。
    • by スタッフ2号
    • 2018/10/06 8:33 PM
    御教示有難うございます。
    • by 嶋田俊郎
    • 2018/10/07 6:53 PM
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